プレゼントイメージ

毎日忙しい夫のために用意したプレゼント

結婚して初めてのクリスマスのことです。
夫はその当時いつも夜勤で、なるべく合わせて生活していましたが、それでもすれ違う日が多々ありました。
年末年始は特に忙しくなるため、どこかへ出かけるのも夕方から短時間でした。
男性にもかかわらず、夫はインテリアに関するものを見るのが好きで、休みの時は雑貨を見に行くことが多かったです。
特に食器や日用品など、ちょっとかわいいものが好みでした。
ふだんいろんなお客さんを相手にしているので、ほんわかとかわいいものを見るととても癒されるのだそう。
はじめは「男性なのに変なの」とからかっていましたが、仕事に追われている夫を見ると「これも癒しの一つなのだろう」と納得するようになりました。
普段は大黒柱としてハツラツとしていましたが、内面は穏やかで優しくロマンチックな人でした。
結婚して初めてのクリスマスには、普段頑張っている夫にささやかなプレゼントを用意したいと思っていました。
夜勤なので一緒にディナーとはいかなくても、せめてなにかロマンチックなサプライズをと考えていました。
ネットであれこれ調べているときに、オリジナルの絵本をプレゼントする会社を見つけました。
ストーリーや絵柄は決まっているのですが、登場人物の名前などをプレゼントしたい相手の名前に変えることができ、サンタさんから届くというものでした。
さっそく申し込みをし、クリスマスの朝届くように注文しました。
クリスマスの朝、夜勤明けで疲れ果てた夫が帰ってきました。
その時、「ポストに自分あての封筒があったんだけど、なんだろう」ととても不思議な顔で聞かれました。
「サンタさんからじゃないかな」とだけ伝えると、とまどったように封筒を開けました。
絵本を開き、パラパラとページをめくるにつれ、疲れていた顔がどんどんほんわかと優しいものになっていきました。
いい年下大人が絵本なんて、と思っていましたが子供の用に嬉々としてページをめくる夫がとてもかわいらしく思えました。
「いくつになってもサンタさんからのプレゼントはうれしいね、ありがとう」と言ってもらえて、わたしもうれしい気持ちとありがとうという気持ちでいっぱいになりました。
いい年をした大人が絵本で喜ぶか不安だったのですが、とても喜んでもらえました。
仕事が忙しい夫は、なにも用意していないことをひどく気にしていましたが、普段の疲れた顔じゃなくやさしい顔が見れたことが、私にとってなによりのプレゼントでした。
ちょっと気恥ずかしい贈り物でしたが、思い切って用意してよかったです。
これからも、かわいいものが大好きで優しい夫と一緒に暮らしていけたらなと思います。

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