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結婚10年目のプレゼント

結婚10年目の記念日を迎えるにあたってのある日のこと。
主人が結婚10年目だから、プレゼントをあげたいと言ってくれました。
しかし、家計は私が預かり管理していたので、余分なお金があるわけではないし、日々のお小遣いは微々たるものだから、そこから貯めるのも至難のわざだと思ったので、気持ちだけで嬉しいと伝えました。
そしたら、主人はプレゼントとして指輪をあげたいと具体的に話してくれました。
私達は、若い頃、働きはじめてすぐに結婚をし、お互いに貯金もそこまで貯まっていなかったので、婚約指輪は省き、結婚指輪だけを贈りあいました。
結婚当初は、友達から婚約した際に婚約指輪をもらったエピソード等を聞くたびに、うらやましいなと思ったこともありました。
しかし、それならば、お金を貯めてから結婚を決意すれば良かっただけのことだし、自分達の決めたことに、その後は後悔はありませんでした。
子供も生まれると尚更、子育てに追われるうちに、自分がそのように思っていたことや、主人にうらやましいなと話していたこと等、すっかり忘れていました。
しかし、主人はそのことが、結婚してからずっと胸にひっかかっていたようで、結婚してから10年間、こっそりお小遣いを貯めてくれていたということでした。
10年目に夫婦でプレゼントする指輪は、婚約指輪ではなく、スィートテンダイヤモンドとか、違う名前の指輪があります。
結局、婚約の時期に指輪を渡すことはできなかったから、婚約指輪ではないけれども、スィートテンダイヤモンドは、10年目を迎えた夫婦にしか贈る権利がない指輪。
この10年で、大変なことや、ケンカしたことがあっても、それを乗り越え、こうして夫婦として、家族として、ここまでやってこれたことへの感謝の意味をこめて、指輪を贈りたいと言ってくれました。
昔、言ったこをを10年間覚えていてくれたということへの驚きと感激、そして、結婚10年目を迎えることをそのように考えてくれていたということが私にとって、指輪そのものより、何よりものプレゼントでした。
10年間お金を貯めるのは大変だっただろうなと思うと涙が出てきました。
その10年分の思いの結晶を、主人が使わず、私がプレゼントしてもらうのは申し訳ないような、もったいないような気がしましたが、指輪に変えてもらいました。
結婚10年目に指輪を贈ってもらう。
小さい頃、それを知ったときは、素敵だなという憧れだけをいだいていました。
しかし、実際に、その時を迎えたとき、物そのものに対しての価値というより、夫婦としての歴史や、愛情がつまっているからこそ重みも、意味もあり、感動がある贈り物なんだとわかりました。

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